期末試験その4

今日は数理科学IIでした.
要は微分方程式です.


問題1:簡単な常微分方程式を解くだけでした.
解のt→+∞での振舞いをおまけっぽく訊かれているのに,0に収束としか書くことがないのが困ります.


問題2:簡単じゃない常微分方程式を解くだけでした.
 z=tyと置いて失敗し, z=t^2yと置いて失敗し, z=\frac{y}{t^2}と置いたら解けました.
確かに, y(t)=t^2が比較的自明な解であることに気づいていたので,そこから考えるべきでした.


問題3:線型な常微分方程式系を解くだけでした.
固有値を出そうとして,  \lambda ^2 + 8\lambda + 17=0と定数項がいやな感じになったので一度逃げましたが,冷静になれば
17は素数とはいえ,1mod4な素数なのでそこまで嫌な値ではなかったようです.
「相図を書け」はどこまで書けばいいか分からず,0に落ちることと,回る向きだけちゃんと書いて終了.


問題4:解くだけの問題ではありませんでした.
(a)はLipschitz連続の定義を覚えているかを試しているだけの問題で簡単.実際,解答用紙には問題1の次に解答しています.
(b)は微分方程式の解が一意かどうかを調べる問題で,(a)を間違えると,定理を適用して一意と言って終わってしまう問題 *1
実際に解を作ってみると,y=0で好きなだけ留まれるため,一意ではないということが分かります.

*1: (a)を間違えるような人は定理を覚えていないような気もしますが