期末試験「複素解析学II」

この試験だけは,問題用紙が答案用紙だったため,記憶の範囲で書きます.

1

(1)Schwarz補題*1と(2)双曲距離*2のAut D不変性を示す問題.
(2)から解きましたが,(1)は自力で証明ができました.
f:正則, f(0)=0ならf(z)/zも正則(0は除去可能特異点)というのを自明として何も言及しなかったのですが,講義では丁寧に書いてあるようです.点数引かれませんように.

2

調和関数の(1)平均値等式*3と(2)Poisson積分*4を示す問題.
解けたのは(1)のみ.(2)は今授業ノートを見ましたがちゃんと勉強していても大変そうです.

3

(1)Ascoli-Arzelaの定理*5を仮定してMontelの定理*6を示す問題と(2)「正則で可積分なら正規族」のような主張の問題.
(広義)一様有界や(広義)同程度連続の定義を書いた後沈黙.

4

(1)ガンマ関数と(2)ゼータ関数複素数全体に解析接続できることを示し,極とその位数を求める問題.
ガンマ関数は昔のゼミ発表担当者として解かないわけにはいかなかったし,解けました.

5

なんか*7,楕円関数の問題
勉強不足で(1)のみ解きました.

つまり

定理の証明(や名前)をもっと覚えよう.

*1:試験中に名前を思い出せなかった

*2:試験中に名前を覚えていたが自信はなかった

*3:試験中に名前を覚えていた

*4:試験中に名前を覚えていたが自信はなかった

*5:試験中には「アスコリアルツェラ」の綴りを思い出せなかったが内容は覚えていた

*6:試験中に名前を思い出せなかった

*7:詳細は他文献に譲る