今日の思索#11
血液型占いに見る性格
私は血液型占いとか星座占いとかが嫌いです*1.しかし,これらの占いが好きな人が少なからず存在します.彼らと私たち*2の違いを考察しました.
まず,私が何故血液型占いが嫌いかを考えてみると,血液型というどうしようもない情報によりレッテルが貼られることです.中立的な言い方をすると,「簡単には性格は分からない」というふうな意見を持っているのですが,感情的に言えば「私の性格はそんな4分で捉えられるはずがないんだ」といったところです.
次に,血液型占いの好きそうな人については,「君何型?」「…型」「ってことは……なんだー」という会話を考えてみると,「簡単に性格は分かる」と思っているかのようですが,もっと言えば「他人の性格を楽に把握したい」という考えなのでしょう*3.
さて,
- 簡単に性格は分かる
- 簡単には性格は分からない
という部分だけを比較すると何も言えないのですが,何故このような意見を持つに至るかを考慮に入れると,すでに述べたように
- 他人の性格を私は簡単に分かる
- 私の性格を他人は簡単には分からない
という違いが出てきます.つまりは興味の対象が「他人の性格」か「私の性格」かが異なるのです.そう考えると,
- 血液型占いが好きな人は外向的
- 血液型占いが嫌いな人は内向的
という性格診断ができそうです.
おまけとして,これとは対立する考えも思いついたので書いておきましょう.血液型占いについて,「私って…型だから……なんだよねー」という会話もあり,こちらを元に考察すると,性格を「作るもの」「受け入れるもの」どちらで見ているかという違いにも見えます.しかし,血液型占いを信じて影響されたパターンも,血液型占いを利用してキャラ作りするパターンもありそうなので,あまり上手く分類されるようには見えません.